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街のお店でよく募金箱を見かけます。レジ付近に募金箱があると、ちょうどいいお釣りが出た時に気軽に募金できますよね。

しかし、街中で募金箱を持って大声で呼び掛けている人の元に出向くのは、結構ハードルが高いもの。

わざわざ小銭を用意し、照れくささを忍んで自分から注目を浴びに行かなくてはならないことに、抵抗のある人もいるはずです。

「レジで会計ついでに募金することはできるのに、街中の募金活動に参加するのはなんだか恥ずかしい」という気持ちに共感します。

ドイツではそんな気持ちを察して、最先端IT技術を導入してクレジットカードで寄付が行えるという、新しい募金形態が誕生しました。

Social Swipeって何?

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『Social Swipe(ソーシャルスワイプ)』は、ドイツの人権団体であるMisererorが提供する新しい寄付のシステム。

ドイツの駅や空港に設置されている巨大な電子ポスターで、一見募金を呼びかける広告のように見えます。

しかし、実はこのポスターそのものが募金の窓口になっているのです。

どうやって寄付するの?

電子ポスターの中央には溝があり、クレジットカードを読み取れるようになっています。

ここにカードを通してスキャンさせると、自動的に2ユーロ(約260円)が寄付されるという仕組み!

しかしSocial Swipeの面白いところはこれだけではありません。

デジタルを使ったユニークな映像

寄付をするとき、この電子ポスターには自分が寄付したお金が、どんな風に使われるのかがわかるように映像が流れます。

例えば、食糧支援に使われる場合は、「自分の通したクレジットカードによってパンが切れる映像」(下図参照)。

クレジットカードで募金ができる!新しい寄付のカタチ『Social Swipe(ソーシャルスワイ)』とは? 

奴隷解放に使われる場合は、「両手を縛るロープが断ち切られる映像」といった感じです(下図参照)。

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実際に効果があった!

Social Swipeは「募金をためらう人が抱える問題点」を解決しました。

寄付するのにちょうどいい現金がない

クレジットカードや電子マネーの普及によって小銭を持ち歩く機会が昔より減っています。

そのため、「手持ちがお札だけだった」という理由で募金を諦めるケースも少なくありません。

しかし、Social Swipeの導入によって、ちょうどいい現金の手持ちがなくても手軽に募金ができるようになりました。

更に、寄付した後に届くカードの利用明細には、募金の継続を呼びかけるメッセージが書かれているため、募金の意識づけにもなります。

人前で慈善活動に参加するのが照れくさい

Social Swipeは、クレジットカードをポスターの溝に通すだけなので、一見寄付しているようには見えません。

人前で慈善活動に参加するのが照れくさい人にも、寄付の機会を与えてくれます。

寄付したお金がどう使われるのかわからない

Social Swipeは、「自分が寄付したお金が何に使われるのかわからない」という人々の不安も払拭。

募金完了後に映像が流れることで、寄付したお金の行方がイメージしやすくなりました。

Social Swipeの効果は・・・?

これらの画期的なアイディアが相まって、結果として3回以上連続で寄付を行う会員が25%以上もUP!

最新IT技術を生かしたユニークなアイディアは、募金活動に効果的でした。

まとめ

日本にはSocial Swipeのような募金形態はまだありませんが、世界ではIT技術とクレジットカードが社会問題に貢献し始めているようです。

Social Swipeは、「募金へ興味はあるけど勇気が出なかった人」や「今まで募金にあまり目を向けたことのなかった人」に、参加を呼びかける画期的な方法です。

日本もSocial Swipeのようなシステムを導入すれば、もっと募金へ関心を持つ人を増やせるかもしれません。

近い将来、更に多くの人が、気軽に募金活動へ参加できる世の中になることを願います。

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