支払いを延滞してブラックリストに載ってしまった。もうクレジットカードを持つのは無理?

今回は「クレジットカード ブラックリスト」について考えてみます。

「クレジットカードは怖いからちゃんと支払いなさいよ。ブラックリストに載っちゃうよ」と両親に言われたことがある人もいるのではないでしょうか?

私もその一人です(笑)。

クレジットカードは正しく使えば大変便利なツールとなりますが、使い方を間違えると大きな落とし穴があります

それが「ブラックリストに載る」という状態です。ブラックリストに載るとどんなペナルティが課されるのでしょうか。

その仕組みと注意すべきことを解説します。

そもそもブラックリストって何?

ブラックリストって何

「ブラックリスト」。お金にまつわる話になった時に一度は聞いたことがあるワードではないでしょうか。

しかし、実はブラックリストというリストや書類が存在しているわけではなく、個人の信用情報に傷がついている状態を「ブラックリストに載った」と総称しているだけなんです。

もっと簡単に言うと、「あなたは過去に金融事故を起こしたから、信用は落ちてますよ」という状態です。

一度信用情報に傷がつくと、クレジットカードだけでなく、あらゆるお金に関わることに影響が出てしまいます。

「ブラックリストに載る」という状況は、それほどダメージの大きなものなのです。

ブラックリストはどこで管理しているの?

ブラックリスト(信用情報)は3つの機関で保管されています。

  • シー・アイ・シー「CIC」
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全銀行個人信用情報センター(KSC)

クレジットカードにまつわる情報は基本的にCICで管理されており、各カード会社は審査の際にCICの情報を閲覧します。

「この人は延滞なく支払っているな」「この人は過去に金融事故を起こしているな」など、その人が今持っているカードの枚数や使用状況を把握できます。

ブラックリストに載ってしまうと、他のクレジットカードが発行できなくなるのも、情報を共有するシステムが整っているからなんですね。

CICが保持する信用情報の種類と保存期間

CICの基本的な役割は各クレジットカード会社に情報を共有することです。

そのため氏名や住所などの基本情報に始まり、過去の使用履歴や金融事故情報に至るまで、クレジットカード発行に必要な情報を全て管理しています。

情報の種類 保持する内容 保存期間
申し込み情報 個人情報 照会日より6ヶ月間
申し込み内容
クレジット情報   個人情報 契約期間中および契約終了後5年以内  
契約内容
支払い状況
利用記録  個人情報 利用日より6ヶ月間 
利用状況

申込情報

まず「申込情報」。これは誰がいつどんなカードを申し込んだのかが分かる情報です。照会日より6ヶ月間は申し込んだクレジットカードの商品名・限度額・支払予定回数が参照できます。

この6ヶ月間に、あまりにたくさんのクレジットカードを申し込むと「多重申込」と受け取られ、審査に落ちてしまうかもしれません。

多重申込もカード会社からすると「お金に困ってるから短期間にたくさん申し込んでるのかな」と思われてしまうので、多くても月に2枚程度の申し込みに抑えましょう。

クレジット情報

次は「クレジット情報」。ここでは実際にクレジットカードの支払いにまつわる信用情報が載っています。「支払いはちゃんとできたのか」を主に参照する部分で、クレジットカード審査に最も重要な項目です。

いわゆるブラックリストとは、この項目が傷ついている状態ですね。

利用記録

「利用記録」は利用した事実が6ヶ月間保存されます。いつ・どこで・何を購入したかがこの項目を見ることで明らかとなります。

クレジット情報の保存期間は5年!

上記でCICが保有する信用情報3つを解説しましたが、「クレジット情報」は契約期間中及び契約終了後5年以内は情報が消えません。

他の「申込情報」や「利用情報」は6ヶ月で削除されるのに対し、10倍の期間が設定されています。

金融事故の情報もこの項目に記載されるため、5年間はブラックリスト登録者となってしまうのです。

また、CIC・JICC・KSCは「CRIN」と呼ばれる情報ネットワークで金融事故情報を共有しており、KSCでは10年間も情報が保持されます(JICCは5年間)。

つまり一度ブラックリストに名を連ねてしまうと、最長10年間は情報が削除されないのです。

どうするとブラックリストに登録される?

では実際にどういう行為を行うと金融事故扱い=ブラックリスト登録者となってしまうのでしょうか?一般的には以下の2点です。

  • 未入金3ヶ月以上(延滞情報)
  • 自己破産等の債務整理

自己破産はイメージできると思いますが、クレジットカードの支払いが3ヶ月滞っただけでブラックリストに登録されるのは意外ですよね。

また、クレジットカードだけでなく携帯電話の支払いも、同じく3ヶ月の滞納でブラックリストに登録されます。

っと、このように記載してしまうと2ヶ月の滞納であればしても良いように感じてしまいますが、1ヶ月でも滞納があればクレジットカードの審査に影響を及ぼします。

「うっかりしてて支払いを忘れてしまった」とならないよう注意が必要です。

もしもブラックリストに登録されてしまったら

信用情報が傷つき、ブラックリストに登録されてしまったらどうなるのでしょうか?そう思っても自分の信用情報に傷がついているかどうか分からなければ、話は進みませんね。

ブラックリストに登録されているかどうかはCICに開示請求することで確認できます。

  • パソコン・スマホ:1,000円(税込)
  • 郵送:1,000(税込)
  • 窓口500円(税込)

少しお金が必要ですが、パソコン・スマホであればその場で閲覧可能。調べた結果「異動」という記載が確認できたら、それはあなたの信用情報が傷ついているということに・・・。

ブラックリストに名を連ねてしまうと、最長10年はクレジットカード保有が難しくなり、どのカードに申し込んでも審査に通らなくなってしまいます。

それだけではなく住宅ローンや自動車ローンなど、あらゆるローンの融資も受けられなくなります。

たった3ヶ月の延滞でもダメージは絶大です。

ブラックリストから回復する方法は?

ブラックリストからの回復

では少しでも早くブラックリストから解除される方法はないのか?

一番は「更なる延滞を繰り返さない」「信頼を積む」。この2点です。

もちろんCICやその他信用情報機関では公式には開示していないため、この2点を実施したからと言って回復が早まるかどうかの確証はありません。

しかし、「信頼を積む」という行為はお金の面以外でも人との繋がりや生活の中で、とても大切なものです。

一度失敗してしまったものを回復することは容易ではないですが、更なる金融事故を起こさないためにも、必要最低限としてこの2つを守れるよう努力が必要です。

「明日は我が身」にならないために

金融事故は誰にでも起こりえます。その多くは3ヶ月の未払いに気付かなかったという場合です。

信用情報は「なぜ延滞してしまったのか」という原因は関係なく、3ヶ月の延滞という事実があれば金融事故として処理されます。

「私は絶対大丈夫」と思うのではなく、カードの利用明細や口座残高を定期的に確認しましょう。

審査の易しいクレジットカード

ACマスターカードは、比較的審査の易しいクレジットカードで、金融事故から数年程度で取得できたという噂も。

「他のクレジットカードはおそらく取得が難しい。」と思ったら、ぜひ検討してみてください。

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