手をかざすだけでお買物が出来る時代がもうすぐ来る!JCBが手ぶらのお買物を実現させる!?

富士通株式会社(以下、富士通)と富士通フロンテック株式会社(以下、富士通フロンテック)は、株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:浜川 一郎、以下、JCB)様と共同で、JCB様のグローバル決済ネットワークに富士通の手のひら静脈認証技術を取り入れ、カードレス決済システムを構築しました。

クレジットカードや電子マネーが普及し、現金を持つ機会が以前よりも減った現在、また新たな試みが成されているようです。

今度の決済手段は、なんと「手のひら」。

手をかざすだけで決済が完了するなんて、映画の世界みたいですよね。

どうして手をかざすだけでお買物ができるのでしょうか。その全貌を徹底解説してみます。

なぜ手のひらでお買物ができるの?

手をかざすだけでお買物が出来る時代がもうすぐ来る!JCBが手ぶらのお買物を実現させる!?

手のひらでお買物が出来ると言っても、もちろん何の仕掛けもないわけではありません。

実際は、手のひらの静脈を読み取ることで決済が完了するという仕組みになっているそうです。

現在もスマホやATMなどで指紋認証機能が使われていますよね。

その次世代の姿だと捉えてもらうとわかりやすいかと思います。

ちなみにこの最先端技術のことを、公式サイトでは様々な名で呼んでいたため明確なネーミングはわかりません。

↓公式サイト内に登場した名称

  • 手のひら静脈認証技術
  • 手のひら静脈認証の決済システム
  • 非接触型手のひら静脈認証

体内にデータを登録する!?

実際の使い方としては、このような流れになるらしい。

  • 手のひらの静脈情報とクレジットカードの情報を、『手のひら静脈認証サーバ(富士通のデータセンター内)』に登録
  • 登録を行った手のひらを静脈センサーにかざすと、カード情報が読み出されて決済完了

あらかじめ登録しておけば自分の手のひらがクレジットカードの代わりになるということですね。

さらっと説明したものの自分でも想像がつきません(笑)。

『手のひら静脈認証技術』の特徴

手のひら静脈認証技術の特徴としては4つ挙げられます。

偽造が困難

静脈は体内情報であるため、指紋と比べて偽造が難しいこと。

富士通グループでの実験によると、本人拒否率0.01%、他人受入率0.00008%という高い認証精度を証明したそうです。

つまり「自分の静脈が認証されない可能性も、自分の静脈から他人の情報を読み出す可能性もほとんど0に近い」ということですね。

ほとんどの人が登録できる

例えば指紋や顔を認証する場合、「手荒れ、乾燥、マスクの着用」などの外的要因によって、登録や照合ができないこともあります。

しかし、静脈は体内情報であるため、外的要因は関係なく、ほとんどの人が登録できます。

スムーズな決済ができる

お財布を取り出す手間も現金やカードを出す手間もなく、簡単に決済ができる特徴も。

簡単すぎるためお金を使っている認識が薄れそうで、悩ましい気もしますね。

グローバルな活躍

2004年に、富士通と富士通フロンテックが非接触型手のひら静脈認証装置を発売以来、累計47万台を出荷し、世界約60ヶ国で、6,300万人以上の利用実績があり、現在も導入実績は拡大中です。

 公式サイトによると、既に『手のひら静脈認証技術』は世界で受け入れられています。

カードシステムとして取り入れる試みは、JCBが初みたいですね。

『手のひら静脈認証技術』のメリット

富士通の公式サイトによると、手のひら決済に関していくつか合理的なメリットが挙げられていたので解説してみます。

紛失の心配がない

手のひらで決済が行える『手のひら静脈認証技術』は、クレジットカードや電子マネーと違って紛失の心配がありません

それもそのはず。自分の身体そのものが決済手段ですからね。紛失の可能性はないでしょう(笑)。

あらゆるシーンで使える

手のひらの静脈は、指紋などの体表情報とは違って、濡れても形が変わることはありませんよね。

そのため、海水浴場や温浴施設など幅広いシーンで活用することができるみたいです。

確かに海やプールで、わざわざ現金やカードを持ち歩くのはセキュリティの面でも心配です。

その点、手のひらでいつでも気楽に決済ができるメリットは大きいかもしれません。

セキュリティも万全?

偽造の難しい手のひらの静脈を利用することで、不正利用のリスクは現行するクレジットカードと比べてほとんどないと思っていいでしょう。

私たちの手のひら静脈情報と、カード情報は暗号化されて富士通の日本国内データセンターで24時間365日、厳重に管理・運用されるようです。

クレジットカードの不正利用の被害総額は2015年でも85億円を超えていますが、手のひら静脈認証技術ならその心配も限りなく軽減されると思います。

実はもう既に利用されている?

本システムは、世界で初めて、手のひら静脈情報とカード情報を紐付けることで、カードもスマートデバイスも不要で、手ぶらで本人認証ができる、先進的な決済スキームを実現します。JCB様は、2015年7月に、JCB本社の社員食堂における飲食料金決済で、JCB様社員数百名が本システムを利用する実証実験を行い、その有効性を確認できました。

なんとJCB本社内では既に試験的に運用されていました。

私たちの間にこの技術が普及するまで、そう長くはないのかもしれません。

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