カードを持った手

クレジットカードには一括払い・分割払い・リボ払い・ボーナス払いなど様々な支払方法があります。

みなさんも一度は、レジで「何回払いにしますか?」と聞かれたことがあるのではないでしょうか?

でも実際には、支払方法の種類やメリット・デメリットをきちんと把握していない人が多く、知らないうちに思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあります・・・

ということで今回は、「クレジットカードの支払方法」についてまとめてみました。

後半にある「10万円の買い物をした場合のシミュレーション」は、これからクレジットカードデビューする人に必見の内容です!

一括払いとは

「一括払い」はクレジットカードの支払方法として最も一般的です。

現金払いに近い感覚で利用できるのが特徴ですが、現金払いと違って一括払いでは1ヵ月の利用分をまとめて支払います

一括払いのメリット

一括払いは他の支払方法と違い、手数料が発生しません

当月利用分は翌月の引き落とし日に全額支払うため、毎月スッキリできるのがメリットです。

一括払いのデメリット

一括払いは全ての清算を一度に行えるため、デメリットはありません

ただし、常に口座残高を気にしながら利用する必要があります

残高を超える額のお買い物をしてしまうと、カード会社からの信用を失いかねません・・・。

分割払いとは

丸い紙を切り分ける

分割払いを使えば、お会計を何ヵ月かけて支払うのかを決められます

自分で決めた支払回数で、均等に割った額だけを毎月支払い続けます。

選択できる回数はカード会社によって異なりますが、2回~36回が一般的です。

3回・6回・10回・12回・24回は、ほとんどのカード会社で使えると思って良いでしょう

分割払いのメリット

分割払いは、高額な商品を買うときにおすすめの支払方法です。

一括払いで支払えない高額な支払いの場合だけでなく、お金に余裕がない月の負担を軽くするために分割払いを活用する人もいます。

ちなみに、一括払いで支払いした後に分割払いへ変更できる「後から分割払い」を導入しているカード会社もあります。

分割払いのデメリット

分割払いは手数料が発生してしまいます

分割回数が多いほど手数料率も増えていくので、分割回数が少ないほどお得です

また、ほとんどのカード会社は2回払いなら手数料無料で利用できます。

手数料率はカード会社ごとに決められているので、お手持ちのカード会社に確認してみてくださいね。

下記の記事では、分割払いとリボ払いの違いやお得な繰り上げ返済などを解説しています。

補足としてアメックスユーザーの場合は、分割払いの利用に申請が必要になります

申請の際は、下記の記事を参考にしてくださいね。

リボ払いとは

硬貨を積み重ねる手

リボ払いは、カードの利用残高をもとに決められた一定額を毎月支払う方法です。

あらかじめ設定した金額を毎月支払うため、どんなにカードを利用しても月々の支払金額は変わりません

リボ払いのメリット

リボ払いのメリットは毎月の支払額が安定し、無理のない支払いができることです。

設定した一定額を支払い続けていれば、超過分は翌月以降に先延ばしできます。

さらに余裕がある月は追加の入金もできるため、柔軟な支払いが可能です。

リボ払いのデメリット

メリット以上にデメリットが多いのがリボ払いの特徴です。

リボ払いを使うと手数料が発生します

しかもリボ払いの手数料は未払金に対して発生するため、使えば使うほど高額になります

そのため日常的に利用するようになると、最も返済が難しい支払方法です。

そんなリボ払いの危険性については、下記の記事で詳しく解説しています。

またアメックスでは、「ペイフレックス」という独自のリボ払い方式を採用しています。

アメックスユーザーでリボ払いを使いたい人は、併せて下記の記事も読んでみてくださいね。

ボーナス払いとは

ボーナスと書かれた紙を掲げる手

ボーナス払いは、ボーナスが支給される時期に合わせて支払える方法です。

大きなお買い物をする際によく利用されます。

ボーナス払いは利用時期によって、夏のボーナスで支払うか?冬のボーナスで支払うか?が事前に決められています

利用期間と支払日の例
  利用期間 支払日
夏のボーナス 12月~6月 8月 
冬のボーナス 7月~11月 1月

上記の表は一例です。

利用期間と支払日はカード会社ごとに決まっているため、利用する際は確認が必要です。

また導入しているカード会社は少ないものの、夏のボーナスと冬のボーナスで半分ずつ支払う「ボーナス2回払い」もあります。

ボーナス2回払いは手数料が発生するためおすすめできませんが、いざという時には心強い存在となるでしょう。

ボーナス払いのメリット

ボーナス払いのメリットは、最大で7ヵ月間支払いを先延ばしできることです。

例えば12月に買い物をした場合なら、支払いは翌年8月まで待ってもらえます。

さらにボーナス1回払いは手数料が必要ありません

ボーナス払いのデメリット

ボーナス払いのデメリットは最長で7ヵ月先の支払いになるため、支払いの管理が難しくなることです。

またボーナス払い分の利用可能枠は、支払いが完了するまで復活しません

利用可能額30万円のカードで30万円分ボーナス払いを利用した場合は、返済が終わるまでカードが使えないことに・・・。

ボーナス払いは日本独自の支払方法なので、海外では使えないことも覚えておきましょう。

そんなボーナス払いについては下記の記事で詳しく解説しています。

スキップ払いとは

飛び跳ねる男性

スキップ払いとは、一括払いで決済した支払いを先送りできる支払方法です。

JCBの「ショッピングスキップ払い」とニコスの「あといち」がスキップ払いにあたります。

JCBでは最大6ヵ月、ニコスでは最大5ヵ月の先送りが可能です

スキップ払いのメリット

スキップ払いのメリットは、支払う月を指定できることです。

自分で決めた月に支払えばいいだけなので、単純でわかりやすいのが特徴です。

スキップ払いのデメリット

スキップ払いは、年利15.0%の手数料が発生します。

下記の表のように、先送りする期間が長ければ長いほど手数料も高くなるので、利用するなら短い期間がおすすめです

スキップ払いで発生する月ごとの手数料
  • 1ヵ月:1.25%
  • 2ヵ月:2.5%
  • 3ヵ月:3.75%
  • 4ヵ月:5.0%
  • 5ヶ月:6.25%
  • 6か月:7.5%

スキップ払いについてもっと知りたい人は、下記の記事を参照してみてくださいね。

10万円の買い物でシミュレーションしてみた

スーパーマーケットでカードを持つ人の手

ここまでは支払方法の特徴やメリット・デメリットを見てきました。

しかし実際に使ったらどうなるのか、いまいちイメージしづらいですよね・・・。

ということで、下記の条件でお買い物をした場合を想定してシミュレーションしてみようと思います。

シミュレーションの条件
  • 購入日は4月1日
  • 購入金額は10万円
  • 締め日は毎月15日
  • 引き落とし日は翌月10日
  • 手数料率は年率15.0%

一括払いを使った場合

一括払いで10万円のお買い物をした場合、引き落とし日は5月10日です。

このとき、10万円が全額引き落とされます。もちろん手数料は0円です

10万円を一括払いで支払った場合
  • 引き落とし日:翌月10日
  • 支払金額:10万円
  • 手数料総額:0円

分割2回払いを使った場合

分割2回払いで10万円のお買い物をした場合は、5月10日に5万円、6月10日に5万円が引き落とされます。

手数料はほとんどのカード会社で無料です。

10万円を分割2回払いで支払った場合
  • 引き落とし日:翌月10日と翌々月10日
  • 支払金額:5万円×2回
  • 手数料総額:0円

分割10回払いを使った場合

10万円のお買い物を分割10回払いにした場合、5月から2月までの毎月10日に1万円+手数料を支払います。

表にするとこんな感じです。

回数 引き落とし日 金額
1回目 5月10日 1万円+手数料
2回目 6月10日 1万円+手数料
3回目 7月10日 1万円+手数料
4回目 8月10日 1万円+手数料
5回目 9月10日 1万円+手数料
6回目 10月10日 1万円+手数料
7回目 11月10日 1万円+手数料
8回目 12月10日 1万円+手数料
9回目 翌年1月10日 1万円+手数料
10回目 翌年2月10日 1万円+手数料

このとき、手数料総額は約7,000円弱となります

10万円を分割10回払いで支払った場合
  • 引き落とし日:翌月10日から10ヵ月間
  • 支払金額:(1万円+手数料)×10回
  • 手数料総額:約7000円

リボ払いを使った場合

月々の支払額が5,000円の場合で考えます。

リボ払いにした場合、5月から翌年12月までの毎月10日に5,000円を支払います

下記表の通り、なんと完済まで20ヵ月もかかってしまいます・・・(汗)。

  引き落とし日 支払金額
1回目 5月10日 5,000円+手数料
2回目 6月10日 5,000円+手数料
3回目 7月10日 5,000円+手数料
(省略) (省略) (省略)
19回目 翌年11月10日 5,000円+手数料
20回目 翌年12月10日 5,000円+手数料

このときの手数料総額は約13,000円です。

10万円をリボ払いで支払った場合
  • 引き落とし日:翌月10日から支払いが終わるまで
  • 支払金額:(設定金額+手数料)×支払いが終わるまで
  • 手数料総額:約13,000円

ボーナス1回払いを使った場合

ボーナス1回払いで支払った場合、4月1日は夏のボーナス払いの取り扱い期間となり、引き落としは一般的に8月10日です。

手数料はかかりません。

10万円をボーナス1回払いで支払った場合
  • 引き落とし日:夏のボーナス時期か冬のボーナス時期
  • 支払金額:10万円
  • 手数料総額:0円

ボーナス2回払いを使った場合

ボーナス2回払いは利用できるカード会社が少ない支払方法となりますが、支払った場合は10万円を2回に分けて支払います

夏のボーナスで5万円、冬のボーナスで5万円+手数料といった具合です。

このケースでは、おおよそ3,000円の手数料が必要になります。

10万円をボーナス2回払いで支払った場合
  • 引き落とし日:夏のボーナス時期と冬のボーナス時期
  • 支払金額:5万円×2回+手数料
  • 手数料総額:約3,000円

シミュレーション結果

10万円分のお買い物をした場合のシミュレーション結果をまとめてみました。

支払方法 引き落とし日 1回の支払額 手数料総額
一括払い 5月10日 10万円 0円
分割2回払い 5月10日と6月10日 5万円 0円
分割10回払い 5月10日~翌年2月10日 1万円+手数料 約7,000円
リボ払い 5月10日~翌年12月10日 5,000円+手数料 約13,000円
ボーナス1回払い 8月10日 10万円 0円
ボーナス2回払い 8月10日と翌年1月10日 5万円+手数料 約3,000円

こうして比べてみると、先送りすればするほど手数料が高くなるのがわかりますね。

注目は「ボーナス1回払い」です。

8月まで先送りできるのに、なんと手数料が0円で利用できます!

手数料無料で7ヵ月も支払いを先延ばしできるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

クレジットカードの支払方法まとめ

基本的には一括払いがおすすめですが、「今月はギリギリだな」と思ったら、手数料無料のボーナス払いや分割2回払いを上手く活用しましょう。

日常的にリボ払いを使うのはおすすめできませんが、延滞するくらいならリボ払いで支払い続けたほうが断然マシです。

状況に応じて賢く使い分けてくださいね。

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