モバイルSuica

皆さんは「Suica(スイカ)」のモバイル版「モバイルSuica」を知っていますか?

Suicaは日本で最も利用者が多い交通系ICカードですが、チャージするときに券売機に並ばなきゃいけないのが面倒ですよね。

モバイルSuicaならその必要はありません!

そこで今回は、モバイルSuicaを使ったことがない人のために、モバイルSuicaでできることやメリット・デメリット、Suicaカードとの違いについてまとめてみました。

モバイルSuicaって何?

モバイルSuica

モバイルSuicaとは、スマホをSuicaとして使えるサービスです。

もともとは「FeliCa(フェリカ)」という通信技術に対応している、おサイフケータイなどの端末向けに始まったサービスでしたが、現在では一部のフィーチャーフォンとAndroidが対応しています。

モバイルSuicaの会員になると、自分の携帯端末を従来のSuicaカードと同じように使えて、さらに便利な特典を使えるようになります。

モバイルSuicaの年会費

モバイルSuicaを利用するには、1,030円(税込)の年会費が必要です。

しかし、ビューカード発行のクレジットカードを使ってモバイルSuicaを登録すれば、当面は無料で利用できます。

「当面」なので、いつかは有料になる可能性もありますが、これまでもずっと当面無料と表記されているため今後も続く可能性が高いです

ビューカード自体にも年会費は必要ですが、Web明細サービスに登録すれば実質無料で利用できるカードもあります。

ビューカードはポイント還元率も比較的高いので、持っておいて損のない1枚と言えるでしょう。

モバイルSuicaはiPhoneでは使えない?

モバイルSuicaに登録できるのはAndroid端末と一部フィーチャーフォンですが、iPhoneにはiOS用のSuicaアプリが提供されています。

対応機種はApplePayが使える製品。iPhoneだと2016年に発売されたiPhone7以降の機種です。

このアプリはモバイルSuicaの主要な機能が、なんと無料で利用できちゃいます!

ただしモバイルSuicaと比べて、下記のことができないので注意してください。

iPhoneのSuicaアプリではできないこと
  • エクスプレス予約
  • 銀行チャージ
  • キャリア決済チャージ
  • ネット決済

ちなみに「エクスプレス予約」とは、JR東海が提供する東海道新幹線の会員制予約サービスです。

こちらはモバイルSuica会員でなくても登録できるサービスですが、会員になるには同じく1,080円(税込)の年会費が必要。

モバイルSuica会員になったほうが断然お得です

モバイルSuicaへ登録せずにAndroidでSuicaを使う方法

GooglePaySuica

iPhoneなら無料でSuicaが使えるなんて、Androidユーザーの皆さんからしたら羨ましいですよね(笑)。

Androidユーザーで無料でSuicaを使いたい人にはGooglePayがおすすめです。

ただしこちらは、電子マネーとしての利用とチャージのみしか使えません。

無料だから仕方ないと言えばそうなんですが、同じく無料のiPhoneアプリと比べると、できることが少ないのが難点です・・・。

GooglePay内で新しくSuicaを発行することもできるので、電子マネーをスマホで使ったことのない人は、お試しとして使ってみるのもアリだと思います。

ガラケーは今後も使える?

フィーチャーフォン、いわゆるガラケーは現在も一部の機種に対応しています。

一方でサポートを終了している機種もあります。

この違いは、モバイルSuicaで採用している最新の暗号化通信に対応している機種かどうかです

現在は、SHA2証明書対応機種であれば利用できるようです。

モバイルSuicaを使ってできること

駅のホームとスマホ

ではモバイルSuicaに登録すると、どんなことができるんでしょうか?

モバイルSuicaの特徴をまとめてみました。

スマホでピピッと決済できる

1つ目は電子マネーとしての利用です。

駅の改札はもちろん、街のお店でもSuicaカードと同じように決済できます。

コンビニや駅ビル以外でも、交通系IC決済に対応している店舗が増えてきているので、今後ますます便利になっていくことでしょう。

さらに定期券情報も登録できるため、スマホを定期として使うことも可能です。

チャージ残額がアプリ上で見られる

モバイルSuicaのチャージ残額はアプリ上で確認できます。

便利なのが、電波の状況に関わらずいつでもどこでも見れること。

チャージ残額を見るだけなら通信料はかかりません!

さらに現在の残額だけでなく、電車に乗った履歴やチャージ履歴、お買い物の履歴等もアプリ上で見れます。

乗車駅と降車駅とその料金が表示されるので、交通費を計算するときにとても便利です。

ちなみに利用履歴は、Suicaカードでも券売機で確認できます。

スマホからチャージできる

残高が足りなくなったら、スマホを操作するだけでチャージできます。

あらかじめ残額を確認してチャージしておけば、余裕をもって電車に乗れますね。

また登録カードがビューカードなら、残額不足になる前に自動的にチャージしてくれるオートチャージも設定できます。

この設定さえしておけば、残高不足で改札に止められることはありません!

スマホで定期券が買える

モバイルSuicaでは、アプリ上で定期券も買えちゃいます

一般的な定期券なら新規購入も継続購入も可能です。

Suica対応エリア内であれば、区間変更もスマホで完結。

新幹線の定期券や通学定期券もモバイルSuicaで利用できます。

ちなみに通学定期券の場合は、通学証明書や学生証などの確認が必要なので、パソコンからの申し込みが必要です

区間によっては利用できない場合があるので、事前に確認しておきましょう。

新幹線やグリーン車のチケットが購入できる

モバイルSuicaなら、新幹線やグリーン車のチケットもアプリ上で購入できます。

Suicaを使って在来線に乗車した場合、新幹線に乗り換えるのって少し面倒ですよね。

新幹線の切符を通したあとにSuicaをタッチしなきゃいけないのに、いつもSuicaからタッチしてしまって止められます(汗)。

それがモバイルSuicaで購入すれば、スマホをかざすだけで改札を通過できちゃうんです

これ、すっごく便利です。

また先ほども少し触れましたが、モバイルSuica会員はJR東海の会員制予約サービス「エクスプレス予約」も利用可能です。

最近ではSuicaカードでもチケットレスで利用できる「スマートEX」というサービスも登場していますね。

ネットショッピングでお買い物ができる

モバイルSuicaに登録すれば、Suicaでネットショッピングの決済ができます。

AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などの通販サイトから、美容・ファッション、電子書籍など幅広いジャンルのサイトが対応しています。

モバイルSuicaのメリット

通過する電車

SuicaカードからモバイルSuicaに切り替えるメリットは大きく分けて2つあります。

券売機に並ぶ必要がない

総じて言えることは券売機に並ぶ必要がなくなることです。

Suicaカードを使うユーザーが券売機でやることは、ほとんどスマホ上で完結するようになっています。

特に定期券の更新時期になると、券売機や窓口が長蛇の列になりますよね・・・。

あの列に並ばなくていいのは大きなメリットだと思います。

JRE POINTが貯まりやすい

JR東日本が提供するJRE POINTが貯まりやすいのも特徴です。

JRE POINTについては下記の記事をご覧ください。

お得に使えるクレジットカードは?

JR東日本が発行するビューカードは、モバイルSuicaとの相性がバツグンなんです!

年会費が無料になるし、チャージや定期券の購入で1,000円につき15ポイント貯まります。

Androidユーザーにはビューカードがおすすめですが、iPhoneユーザーならポイント還元率の高いカードでポイントの二重取りをするのもお得です。

例えばYahoo! JAPANカードの場合、JRE POINTとTポイントの二重取りが可能です。

下記の表は、毎月5,000円分のチャージから100円で1ポイントが貯まるお店を利用して、3万円の6ヵ月定期を購入するケースの想定です。

  Yahoo!カード ビューカード
5,000円分のチャージ 600ポイント(Tポイント) 900ポイント(JRE POINT)
5,000円分のSF利用 600ポイント(JRE POINT) 600ポイント(JRE POINT)
3万円の定期券購入
(4月/10月)
600ポイント(Tポイント)
300ポイント(JRE POINT)
900ポイント(JRE POINT)
総獲得ポイント 2,100ポイント
2,400ポイント

総獲得ポイントを比較してみると大差はありませんが、Yahoo!カードの場合はTポイントとJRE POINTに分かれてしまうのが悩ましいところ

今のところJRE POINTに移行できる提携ポイントはないので、iPhoneユーザーでもビューカードを使うのが一番お得です。

ちなみに、貯まったJRE POINTは1ポイント単位でSuicaにチャージして使えるので失効する心配はありません。

モバイルSuicaのデメリット

交差する線路

ここまで見てきて、モバイルSuicaはメリットばかりのサービスに思えますよね。

モバイルSuicaのデメリットは何があるでしょうか?

モバイルSuicaとSuicaカードを比較してみた

下記の表を見てわかるとおり、SuicaカードでできることはモバイルSuicaでもだいたいできます

  Suicaカード モバイルSuica
スマホ操作でチャージ できない できる
駅の券売機でチャージ できる 一部券売機にて可能
コンビニでチャージ できる できる
定期券購入 駅の券売機 スマホ操作
エクスプレス予約 スマートEXのみ 利用可能
グリーン券購入 Suicaグリーン券売機 スマホ操作
紛失時の再発行 できる できる

充電が切れたら使えない

一番の問題は充電です。モバイルSuicaやApplePayなどは、スマホの充電が切れたら使えなくなります

普段スマホをあまり触らない人なら問題ないかと思いますが、充電が切れがちな人は気をつけましょう。

当てはまりそうな方はモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが安心です。

ちなみに、電源が落ちたとしても電池がほんの少しでも残っていれば通れる可能性はあるみたいです

改札内で充電が切れても、駅員さんに伝える前に一度試してみてくださいね。

現金でのチャージが面倒

モバイルSuicaは基本的にクレジットカードからしかチャージできないので、現金を使ったチャージには向いていません(Suicaカードなら駅の券売機から現金チャージが可能)。

しかし最近導入されている新タイプの券売機では、携帯端末をかざすことで現金でもチャージできます

ちなみにこの券売機は、モバイルSuicaだけでなくApplePayへのSuicaチャージも可能です。

なので新タイプの券売機が普及すれば、このデメリットは解消されると思います。

モバイルSuicaに移行するとSuicaカードは使えなくなる

モバイルSuicaにデータを移行しすると、Suicaカードは使えなくなります

移行後はモバイルSuicaからSuicaカードに変更することはできません。

ApplePayのSuicaに移行する場合は500円のデポジットもチャージされるため、移行したあとのカードは廃棄してOKです。

AndroidなどでモバイルSuicaに移行する場合は、移行済みのカードを駅に持っていくと500円を返金してくれます

ちなみにSuicaカードとモバイルSuicaの併用は可能です

持っているSuicaカードのデータを移行せずにモバイルSuica上で新規発行できるので、2枚持ちみたいな感覚で利用できます。

例えば普段はモバイルSuicaを利用して、「Suicaカードはスマホが充電切れしたとき用に持っておく」なんてことも。

これならいざという時に安心ですね。

クレジットカードの登録が必須

モバイルSuicaでは、チャージや定期代などの支払いは登録されたクレジットカードで行うので、カードの登録は必須です。

登録できるカード会社は下記の通り。

  • ビューカード
  • JCB
  • VISA
  • Mastercard
  • AMEX
  • Diners Club
  • JR東海エクスプレス・カード

しかし、これらのカードを持っていない人向けにEASYモバイルSuicaというサービスも提供しています。

年会費無料&クレジットカード登録なしで利用できるので未成年でもOKです。

EASYモバイルSuicaは、NewDaysなどのコンビニで現金チャージするか、銀行口座からのチャージが可能です。

モバイルSuicaのまとめ

モバイルSuicaにはデメリットも少なからずありますが、得られるメリットのほうが断然大きいです。

Androidユーザーは年会費のハードルがあるので手を出しにくいと思いますが、iPhoneユーザーは無料なのでお得しかありません。

お得なポイント特典「JRE POINT」の今後の動向も踏まえて、モバイルSuicaを検討してみてはいかがでしょうか。

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